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昨夜は満足に眠れないまま、朝になってしまいました。
ただいま午前6時くらい。徐々に窓の外が明るくなってきた。
普段のルーティーンだとまずはトイレに行ったり顔を洗ったりするのだけど、今はベットから動ける気がしない。
ネットサーフィンして時間をつぶしたかったが、痛みでサイドテーブルに置かれたスマホ取ることすらできない…(涙)
ナースコールを鳴らすか一瞬悩んだけど、看護師さん忙しそうだったからやめた。
諦めてひたすらぼーっと天井を眺めてた。

午前8時すぎ、看護師さんがきてくれて検温と尿(カテーテル)の処理をしてくれた。
それから、シャワーは浴びられないけどホットタオルで体を拭いてもらってさっぱり。パジャマが少し汗っぽかったので気持ちよかった。それから、悪露の処理とショーツ交換も。
介護されるご老人の気持ちってこんな感じなのかな。。。
自分のことを自分でできる毎日って、当たり前じゃないのだな、思った。
そして、午前10時を回った頃、主治医の先生が病室に来てくれて、赤ちゃんについて思いがけない話しを告げられることに…。
目次
予期せぬ赤ちゃんのトラブル
赤ちゃんは新生児室で預かってもらっており、手術後に歩けるようになったら授乳やオムツ交換を行う予定だった。
しかし昨日生まれたわたしの赤ちゃんの体調が思わしくないのだという。
呼吸の数値が安定せず、また白血球の値が通常より高めだというのだ。
え!!?どういうこと…?
産まれたときは、びっくりするくらいに大声で泣いていたのに…
そして入院していた病院には赤ちゃんを治療できる設備がないため、NICUのある病院に急遽転院した方がいいとのことだった。
ウソでしょ・・・
無事だと思っていたのにどうして?どうしてわたしの赤ちゃんだけ…?
赤ちゃんに何かあったらどうしよう。。。どうしよう。。。
お昼には救急車で転院することになると言われたので、大至急、夫に付き添いで病院に来てもらうことになった。
本当はわたしが付き添いしたかったのだけど、手術後ベッドから一度も動けておらずトイレすら一人行けない自分には無理。。。何もできなくて悔しい。
赤ちゃんの見送りに。ベットから這い上がろうとするが…
連絡してから30分後、ボサボサ頭の夫が病室に到着しました。
多分、朝起きて大急ぎでこちらに向かってきてくれたんだろうなぁ…ありがとう。
そして赤ちゃんの転院手続きなどをして、病院を出発となった。
搬送されるとき、せめて新生児室までは見送りに行きたいと思った。
産まれた瞬間に一瞬会っただけの赤ちゃん。本当だったら、これから一緒に過ごせたはずなのに離れ離れになっちゃうなんて…
新生児室に行くため、看護師さんが車椅子を持ってきてくれた。
車椅子に乗るためベッドの手すりにつかまり立ち上がろうとしたが、お腹をはじめ足にも全く力が入らない。
何これ、、、自分の体じゃないみたい…
身体中が痛いし、筋力が落ちて歩くことはおろか立ち上がることも難しかった。
しかも無理やり立とうとすると、目の前がチカチカして真っ暗になってしまった。貧血だ。。。
看護師さんと夫に肩を貸してもらい、足がガクガクのままなんとか横付けした車椅子に移ることはできた。
そしてなぜだかお股の部分に激痛が走った。
痛っっ!!!
手術後でも後陣痛でもなく、どうやら痛いのは尿道カテーテルのよう…
車椅子に移ったものの、ひどい痛みから自力で腰の位置を移動することができない。
仕方が無いので、半分お尻が落ちかけている状態のまま、無理やり車椅子を押し進めてもらった。
急いで新生児室へ向かうと、保育器の中でひとり待機している赤ちゃんが。

あんなに元気だったのになんで???大丈夫なのかな。。。
心配で心配でまたまた泣けてきた…
そして赤ちゃんを見送って、救急隊の方と一緒に別の病院に搬送されていきました。
赤ちゃんを見送り、病室へ戻る

私のいる病室から新生児室までは、直線距離で50mくらいしか無いと思う。
それなのに、車椅子で移動しただけでヘトヘトに疲れてしまった。。。
看護師さんに車椅子を押してもらい、なんとかベットまで戻ってこれた。
そのとき、体も一番ボロボロで痛みも辛く、寝不足もあったせいか涙が止まらなくでた。赤ちゃんがいなくなったことが悲しくて悲しくて、カーテンを閉めて一人でさらに泣いた。。。
すごいマイナス思考。なんでも悪い方に考えてしまう。
もっと食べ物に気をつけていれば赤ちゃんは無事だったのかな…とか、帝王切開にしたわたしの責任だとか。。。自分を責めてしまう。
でも、ひとりでいっぱいいっぱい涙を流したらストレス物質も出たのか、少し気持ちが楽になった気がしました。
帝王切開、手術後のご飯
赤ちゃんの搬送などがあり、あっという間にお昼12時。
館内放送とともに、手術後はじめてのご飯が運ばれてきた。
ごはんを食べれる気分ではない。
お腹も空いていない…と思ったけれど、思い出したかのように急にお腹が空いてきた。というか、ほんとは絶食でペコペコだった。
入院3日目のお昼ごはん
電動リクライミングで体を起こし、さらに手すりに全力でしがみ付きながらなんとか起き上がった。
ベッドから起きるだけでほんとおおごと!!
お昼ご飯は完全流動食。
おかゆ、味噌汁、梅の汁のみ。それからフルーツジュースとヤクルト、麦茶も付いてきた。

ぜんぜんお腹の足しにならない(涙)
でも食べないよりはましだった。
入院4日目の夜ごはん
いつの間にかウトウト寝ていたようで、気づいたときには午後6時。
夕食が運ばれてきました。
この日は夜ごはんも完全流動。
基本、お昼と同じだが、ヤクルトの代わりにジョアが付いてきた。

麻酔と痛み止めの薬を追加してもらうが…痛みとの戦い
深夜、痛みで目が冷めてしまった。
呼吸するだけで腹部が痛い…
まして咳やくしゃみは絶対にできない。鼻のムズムズが止められず、くしゃみが控えめに出てしまったときはお腹の傷が裂けるかと思った…(鼻炎持ちにはきつい)
なんとかベットを這いつくばって手を伸ばし、ナースコールで看護師さんを読んで麻酔を追加してもらった。痛み止めの薬も2倍にしてもらった。でも、効いているんだか効いていないんだか…そこまでの軽減されたようには思えなかったです。
実は傷口の痛みには麻酔や痛み止めは効果があるが、後陣痛にはあまり効かないようなので、今思えば後陣痛の痛みだったのかも。。。
帝王切開での入院では、入院3日目(術後2日目)が最も辛く、時間が長く感じました。
普段の1日の5倍くらいの体感。本当に自分の体は治癒してこの痛みは取れるのか、回復するのかと考えながらひたすら耐えていた。
そして深夜2時頃。
お腹や背中だけでなくとある部位が痛いことに気づいた。おっぱいがパンパンに張ってさらに熱を持っている。
あれ?しかもパジャマがびじょびしょに濡れている・・?!?!
赤ちゃんがお腹から取り出されたことで母乳が作られ張っているのだった。今のおっぱいはまさに「空気が入りすぎてパンパンの浮き輪状態」で、はち切れそうになっている。。。
これは、これまで経験したことの無いなんとも言えない痛みだった。
傷口や後陣痛による腹部の痛み、床ずれによる背中の痛み。妊娠後期から続く腰痛。そこにおっぱいの痛みまで加わった。。。なんという満身創痍…(涙)
帝王切開、完全に甘くみていた…赤ちゃんが産まれたときは楽だなと思っていたのに。
術後がこんなにしんどいとは…
あまりの辛さにまた涙がでた。。。
ほんと、泣いてばっかりだ。
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