出産のはなし

【出産レポート2】逆子のため予定帝王切開へ。入院2日目の流れと手術の内容

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いよいよ入院2日目、今日が手術日です。

昨日の夜から飲食が禁止なので朝食は抜き。朝起きてトイレと洗面を済ませ病室で待機です。

検温し体調チェックシートに記入しておくと、後ほど看護婦さんが確認しに来てくれます。

それにしてもお腹減ったな・・・

ちょっとでもお腹の足しになればと、唯一口に含むことが許されている経口補水液(OS-1)を飲むことに。でも、やっぱり美味しくない…(汗)

そして、ふとお腹の張りが気になりました。
よく考えると手術の数日前から便秘気味だったんですよね。。。(これが後に残念なことに…)

帝王切開のための準備開始

午前10時になりナースコールで呼び出しが。
処置室に行くと、手術に向けた準備が始まりました。

まずはノンストレステスト(NST)。これは妊娠後期の検診のころからやっていたのと全く同じものです。腹部にセンサーを取り付けて、胎児の心拍やお腹の張りを確認します。

これまで特に問題があったことはなかったけれど、今日はお腹の張りが若干強めと言われてしまいました。。。

お腹が張ってくると陣痛が起きる可能性があって危険なんだとか。

そして帝王切開では暫くトイレに行けないため、手術当日に排便がなかったり便秘気味の場合には浣腸をして予め出しておくんですけど、この張りのせいで浣腸は無しになってしまったんです…‼︎(浣腸は余計に陣痛が起こりやすくなってしまうとか)

すでに数日前から便秘気味で苦しいのに。。。残念すぎた(涙)

続いて、手術部位の剃毛。
これは普通の電動カミソリでざざっと剃られました。特に痛みとか何も無いです。

それから脱水防止のため、点滴に繋がれました。

これで一通りの準備は完了!

一通り準備が終わると病室に戻り、手術の順番が来るのを待ちます。

総合病院だったので、いろいろな科の手術の合間にスケジュールが組まれるとのこと。

呼ばれるタイミングは正確にはわからないけど、早くて14時、遅くて16時くらいじゃないか、と言われたので、読書をしたりネットサーフィンをして過ごしました。

でも…
なんだかそわそわして落ち着かない…
読書してても内容が頭に入ってこないんですけど(汗)

 

そして、12時、13時、、、14時が過ぎ、、、
だいぶやることが無くなってきたな…と気が抜けてきた15時過ぎに、ついに主治医が来て「順番です」と言われた。

・・・・・

おぉぉぉ!いよいよかー!!!

人生で初めて、担架に寝かされる。

まだ手術前で元気な身なので、手術室まで歩いていくのかと思いきや、担架(ストレッチャー)に乗るよう言われました。

すでに病室の外には担架が準備されていたので、繋がった点滴の管を避けながら、ゆっくり、ゆっくりと上がります。

「それじゃあ、行ってくるよ〜」

病室にいる夫と両親に別れを告げて、いざ出陣!!

明るく振舞ってはいたが、内心ガクブル・・・不安でいっぱいだった(汗)

 

カランカランカラン・・・・

 

廊下を抜けて、ナースステーションのあるロビーへ。そこからエレベータで建物の2階まで。
天井の景色が次々と変わってく。

そう言えば担架に乗るの人生ではじめてかも。結構スピード早いんだなぁ・・・

そんなことを考えながら手術室へ。5分ほどであっという間に着いた。

手術室へ。いよいよ手術が開始される

恐らく10分から15分かな、ドアの前で待機をし、名前と生年月日を確認してからいよいよ手術室に入ります。

部屋に入ると、天井の巨大なライトや様々な器具など、まさにドラマでみたことある手術室そのまま。イメージ通りの場所でした。それから何やら楽しそうな音楽?流れている。

先生たちにより、担架から手術台に「せーの」で移されました。衣服は全て脱ぎ裸に。そして胸にはモニターをつけます。

そして胸から下が見えないよう目隠しのシートが立てられて、術部は全く見えない状態になりました。

まずは麻酔の処置から開始!

腹部を切開する前にまずは麻酔の処置が行われます。

帝王切開では基本的に部分麻酔で、意識がある中での手術になる
全身麻酔だと胎児にも麻酔が効いてしまうので、極力部分麻酔で対応するんだそう。

そして今回の手術で行う麻酔は2種類。「腰椎(ようつい)麻酔」「硬膜外(こうまくがい)麻酔」です。

手術台の上で体ごと左を向き、背中を丸めた状態で腰椎(ようつい)麻酔を注射。一瞬チクっとした痛みがあったもののほんの一瞬だけだったので、こちらは全く問題ありませんでした。

すると徐々に体の下の方がポカポカ暖かく感覚が無くなり、その範囲が上に上に伸びていきました。気づいた頃には足先は感覚が全く無くなっていた。

次に硬膜外(こうまくがい)麻酔を背骨付近に入れていきます。これは背骨の深い部分?というか遠くの神経が痛むような違和感がありちょっと気持ちが悪かった。。。個人的には腰椎(ようつい)麻酔の方がラクかな・・・。

麻酔はちゃんと効いているかをチェックします。足から胸の位置くらいまで金属の棒?のようなもので下から上にトントンされて、感覚があるところで教えてといわれた。

胸のあたりにトントンされている感覚があった。どうやら、麻酔が効いてその下はもう感覚が無いみたい。

それから、手際よく酸素マスクと尿道のカテーテルも取りつけられた。

いよいよ腹部の切開開始!

ちょっと話が脱線するけど、私は痛みにとても弱いです。
つい先日、缶詰で人差し指の先を1センチ切っただけでも大騒ぎしたほど(汗)

そんなわたしが、局所麻酔でお腹を10センチ以上も切られるなんて・・・
想像しただけで吐き気がしそう。。。

今思うとホントよくやったよね(笑)

*  *  *

先生たちがオペ内容の確認と挨拶を行い、手術は手際よく進められていく。

腹部はシートで遮られているため、実際にどういったことが行われているか見ることはできません。しかも、麻酔の効果なのか意識がぼーっとしてきて眠くなってきた。

目の前には、穴だらけの巨大なライトが眩しく光っています。
事前にネットで調べた情報によると、このライトの縁の金属部分に手術している部位が反射して見える、みたいなことを書いている人がいたんですよね。
興味本位で写っているか目を凝らしてみてみたけど、残念ながら?わたしは見ることできなかったです。

手術中はなんだが夢の中にいるみたいな感覚でした。

実はこの手術は妄想のできごとで、妊娠したことも夢だったのかな。。。

 

・・・いや、まさかそんなわけはない!!

ついに赤ちゃん誕生!!

ぼーっとしながらいろいろと考えを巡らせているうちに、数人の先生たちがグイグイと腹部を引っ張っている感覚が続いた。

痛みは一切ないです。もしかして今、切っているのかな?と思っていたら、直後に・・・

 

・・・・

 

「ぎゃーーーーー!!!!!!」

 

突然、赤ちゃんの大絶叫が。

え?え?もう産まれたのーーー??!!!あ、今取り出していたのか!!

手術がはじまってから、5分か10分くらいじゃないかと思う。
こんなに早いと思っていなかったのでびっくり!

「超」が付くほど大きな産声を上げる我が子。
このとき、赤ちゃんってあんなに大きな声で泣けるんだ!!??と驚いた。

しかし、これが後に思いもよらぬトラブルに繋がるなんて…

そして先生が抱っこして、赤ちゃんの顔を見せに来てくれました。

皮膚はシワシワ、羊水でビショビショだけど、小さくて愛おしくてかわいい。

はじめまして、やっと会えたね!!

気づけば自然に涙がこぼれてた。
一先ず、無事に産まれたようでホントよかった。。。

赤ちゃんが取り出された瞬間、妊娠6ヶ月頃からずっと一緒だったお腹の重みが一気に軽くなったのを感じた。
妊娠していない頃の久しぶりの感じ。

嬉しいのだけど、ちょっと寂しい気もした。

続く

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