こんにちは。
アラサーOLもちこです。
我が家では昨年のお盆休み、四国旅行に行った際に寝台特急「サンライズ瀬戸」を利用しました。
なんとか予約することのできた「シングルツイン席」の居心地が思いのほか良かったので、レビューしたいと思います。
シングルツイン席は、優しい月明かりの下で眠りにつける
シングルツイン席では、壁から天井にかけて窓になっているので、2階のベットで横になれば優しい月明かりを浴びながら眠りにつくことができました。
以下のように天窓になっています。
カーテンを下ろすこともできるので、朝日が登ってきても安心です。

一般的な列車は、遅くても深夜12時あたりには「終電」がやってきて、その日の運行が終わることとなりますよね。しかし夜行列車は、逆に深夜から電車に乗り込むんです。
なので、夜行列車(サンライズ瀬戸)で通り過ぎる駅は、はじめは仕事帰りの人々がいるところから徐々に人が減っていき・・・ついに終電後の無人状態の景色となります。これは通常であれば、入ることや見ることもできない空間なので、非日常の不思議な感覚を味わうことが出来ます。
そんな駅たちを眺めながら、月明かりの下で健気に淡々と線路に沿って進んでいく列車。
列車の音しかしない、静かな空間。
「昔の人は、北海道や九州など、上京する際には皆これに乗ってきたのかな・・・。」
そんな風に想像を巡らせると、経験したことが無いはずなのに、何だか懐かしい気持ちにさせられたりするんです。
「サンライズ瀬戸(出雲)」の車内を探検してみました。
今回我が家で予約した「シングルツイン席」は一人席の上に補助シートが付いていて、補助シートを下げると二人席になるというものでした。広さは、大人ひとりがぎりぎり寝返りを打てるくらい。
旦那さんは身長180センチありますが、特に問題なく寝られました。
ただし上の席より下の席の方が幅が若干広かったようで、わたしが上の補助席に寝ることに。

時計や空調のオンオフ、自動カーテンのスイッチなども付いていました。

写真は無いのですが、個室の正面左側に収納と階段を兼ねている棚が備え付けられています。
また棚の奥には、充電プラグもありました。
個室でなくてよければ、「のびのび座席」がおすすめです。
「個室でなくても別に気にならない」という人にはのびのび座席がとってもおすすめです。
なかなか費用な掛かるサンライズ瀬戸(出雲)ですが、こちらののびのび座席だと費用を抑えることができるんです。
こちらが実際の写真です。

のびのび座席は、上下2段に分かれています。
隣との仕切りは完全では無いですが、横になった際に隣の人の顔が見えないように配慮されています。

またシングルツイン席と比較すると、床の面積は倍近くありそうです。
ここなら体の大きな男性でも寝返りも打てますし、名前の通りのびのびと寝ることができそうです。

部屋にも依りますが、一人当たり6,000円〜12,000円くらい金額が安くなるので、人気があると駅員さんが仰られていました。
眠りを誘う、「サンライズ瀬戸(出雲)」の心地よい音と揺れ具合。
「タタン、タタン・・・タタン、タタン・・・」
列車は終点まで「タタン、タタン・・・」という一定のリズムで心地よい音が鳴り響いています。日中はそこに人の声が混じっているものの、夜がふけるにしたがって徐々に人の声も静かになり、列車の音だけが鳴り響いています。
わたしはそんな深夜や早朝に、人々が寝静まった状態で聴こえる列車の走行音が好きです。リラックスできる最高のBGMですね。
実は普通の列車でもあの音と揺れ具合についつい眠くなってしまうんです・・・(笑)
ぜひ夜行列車(サンライズ瀬戸)に乗った際には、深夜・早朝に一人起きて、車内を散歩してみてください。
しかも今回乗車した、高松発→横浜着の列車では、早朝5時に起きたところ素敵なサプライズがあったんです。
真っ暗闇を駆け抜けて、そしてついに朝に。サンライズ瀬戸(出雲)のミニロビーから見る朝焼けとあの景色が・・・。
真っ暗闇を駆け抜けたサンライズ瀬戸。ついに朝になりました。
夜行列車に乗った際に恒例となっている早朝の散歩をしていて、「ミニロビー」という開けた座席のあるスペースにたどり着きました。ミニロビーには両サイドの窓の手前にカウンターテーブルと座席が配置されています。なので座席に座ると、車窓の景色を大きな窓から眺めることができるようになっているんです。
正確な時間は忘れてしまったのですが、午前5時くらいに誰もいないミニロビーで左手のカウンター席でぼうっとしていると、ちょうど静岡県のあたりを通り過ぎるタイミングで朝焼けの富士山を見ることができたんです。
東海道新幹線でも見ることのできない、早朝の富士山。言葉が出ないほどに美しい光景でした。日本人に生まれて、良かった。
ぜひサンライズ瀬戸に乗った時には、少し早起きしてミニロビーに行ってきてください。タイミングが合えば、綺麗な景色を見ることができるかもしれません。
サンライズ出雲(瀬戸)のまとめ。
サンライズ瀬戸の外観はこちらです。

ベージュを基調に、紫味を浴びた赤褐色がアクセントとなっている若干のレトロな雰囲気の車体です。
とてもかっこいいですよね!!!
ちなみにわたしは、「鉄道オタク」や「鉄道マニア」ではないのですが、夜行列車が昔から大好きでした。
夜行列車は、鉄道ファンでない方にも非日常な旅が味わえてとてもおすすめです。
いかがでしたでしょうか?
北斗星、トワイライトエキスプレス、カシオペア。
昔はたくさん運行していた夜行列車ですが、現在で定期運行を行なっているのは「サンライズ瀬戸(出雲)」を含む若干の車両のみとなってしまいました。
ファンも多く人気もある夜行列車なので、なかなか予約が取れないことが問題です・・・。
以下の記事では、私が実際にチケットを予約した時の方法については、ご紹介しているのでぜひご参考にしていただければと思います。

まだサンライズ瀬戸(出雲)に乗ったことが無い!という人は、是非とも一度体験してみてください。恐らく寝台列車の虜になってしまうはずです。
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